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2005年 01月 19日 ( 1 )


2005年 01月 19日

ジョン・ハウ画集序文(2)

我々がウェリントンで撮影を始めたとき、ジョン・ハウとその作品に関して私はトールキンの本について知っていたのと同じぐらいしか知らなかった―つまり実質的には何も知らなかった。私が『指輪物語』とそのソースの熱烈な研究者と必然的になったのと同様に、私は、みんなと同じように、ジョンのスケッチと絵の中に想像された完全に実現された世界に嬉々として陥っていった。彼の鉛筆からの一本一本のラインが、微かではあるのもの、我々が存在するようになった世界の消すことのできない輪郭としての機能を果たしていた。彼の作品と彼と芸術的に対等である人々の間での彼の位置に関する専門家か何かになったふりなどは決してしないが、彼のイマジネーションと腕前の一面は今ではとてもなじみ深いことは確かである―私の一部、そして私がその一部なのだ。

(続く)

ヴィゴ・モーテンセン
日本語訳:Miyelo

by miyelo | 2005-01-19 00:14 | ヴィゴ訳 | Comments(0)