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2006年 11月 02日

ヴィゴ・モーテンセンの変った役(2)

続きです。

ヴィゴ・モーテンセンの変った役:インディー出版社の立役者 (2)
この日、モーテンセン氏が身をおいていたのは、アルゴンキンホテルだ。そのメインフロアは円卓を思い起こさせ、2階の壁紙はニューヨーカー誌のイラストで飾られていた。彼自身の文学趣味は、そんな金縁だったりメインストリームだったりはしない。11月には出版される予定の秋の新刊のひとつは、元々大学レベルの教科書として考えられていた新しいキューバのアートをテーマとするスペイン語の評論集だ。Henry Eric Hernándezの本『La Revancha/Revenge』はキューバ革命の公式説明への2ヶ国語による別の解説。3冊目の新刊『Magical Meteorite Songwriting Device』はthe Original Sinnersのシンガー(元X、そしてモーテンセン氏の元妻)であるエクシーン・セルヴェンカによる鮮やかなコラージュのリプリントだ。

セルヴェンカの本はパーシヴァルがもっとも得意とするものを表している。それは、オフビートの素材を選び、小さなディテールまで周到に注意して形成することだ。「私はみんなに同じことを言う。本当に美しい本を一緒に作るんだってね」とモーテンセン氏は言う。「君が見せたいように見られる本になる。そしていつでもずっと相談にのるよって」

この態度が、未来のパーシヴァル本の著者を惹きつけるのも不思議ではない。しかし、モーテンセン氏はその穏やかに話す物腰から想像するよりずっとタフだ。「私はノーと言うのが苦手なわけじゃない」と彼は言った。

パーシヴァルが特色とするのは、サイエンス・アドベンチャー(マイク・ディヴィスの『Land of the Lost Mammoths』)、ポートレイトコレクション(アン・フィッシュベインのモスクワ北東の港町ヤロスラヴルの写真集『On the Way Home』)、風変わりなジャックスタポジション(リンゼイ・ブライスの人形の写真とフラネリー・オコナーの短編のヒュージョン『Supernatural』)で、奇妙で予測できない状況から生じるものだ。

うまく見出されたのは何よりもモーテンセン自身の本だ。それは彼の映画でのキャリアとともに世界を駆け回ることでプロモーションされている。彼の最新刊『I Forget You for Ever』も11月に発売予定だ。この不思議なタイトルはイランのバスの横に書かれていたフレーズからとられたものだ。

パーシヴァルは『I Forget You for Ever』を2000部印刷し、38ドルで売り出す。それは他のパーシヴァルの本の2倍の印刷部数だが、それには正当な理由がある。モーテンセン氏の本は完売するのだ。版を重ねることもある。『SignLanguage』という本は8版をかさね、『Recent Forgeries』と『Coincidence of Memory』もそれぞれ7版だ。モーテンセン氏自身の本が利益があるのかという質問に関しては、『Ten Last Night』(出版元Illuminati)の原稿は古本のサイトAlibrisに出ていた。値段は16,499.95ドルだ。
(続く あと1回です)

新刊のタイトルはそんなところからきてたんですね。確かに表紙はバスの後部の写真です。写ってる影はヴィゴかな。

エクシーンの本は、ロスとNYの個展からのもののようですね。NYの個展を見に行きましたが、私はちょっと苦手。息苦しくなるんですもの。

by miyelo | 2006-11-02 22:56 | ヴィゴ訳


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