Words of VM

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2006年 07月 20日

ヒッチャー インタビュー続き

ショーンの『ヒッチャー』ロケ現場でのインタビューの続きです。ここはヒッチャーの内容に触れてないので、隠してません。
BD: 多くのほかの俳優たちやプロデューサーたちが、あなたが役に本当にうまく入り込んで邪悪になって、そしてそこからパッとでてきて「大丈夫?」ってきくって言ってますよね。俳優としてどうやって邪悪な悪役と普通のあなたの間をうまくいったりきたりしているんですか?

SB: それが難しいと思ったことは本当にないんだ。役によってはある程度の期間とても熱心に取り組んで、その役から何か残りを持ち帰ってそれが日常生活のなかでだんだんなくなるって言うのもあるけど、私は役にポンっとはいってでることがかなり簡単だといつも感じてる。私は自分がしていることについてできるだけ調べようとしている。調査や勉強をね。そうすることで、実際に演じるときになった瞬間には、何をしているかわかっているようなんだ。役の重みを日々の生活にまで持ち歩くのは多すぎると思ってる。私は区別することができると思うし、いつもそうしている。

BD: 役から離れない俳優は、自己陶酔的であったり、役を家にまで持って帰ってしまうのは自己破壊的な行為だと思いますか?彼らも切り替えるべきだと?

SB: わからないな。俳優は誰でも仕事に対して自分のアプローチがあると思うよ。私が現実とフィクションを区別しようとしているということだけなんだ。そうでなければ、私のような人間は、ちょっと不安定になるんじゃないかと感じている。つまり、誰でも自分のアプローチがあるし、それは尊重されなければならない。誰でも自分の仕事のやり方があるし、できるかぎり誠実に表現して、いざと言うときに仕事に没頭できる限り、どうアプローチするかは問題じゃないんだ。

BD: 海外ではシャープなのに、ハリウッドでおおむね荒くれ者としてキャスティングされるということに今では心穏やかですか?

SB: それに関しては特に問題じゃないんだ。こういった悪意のある特有の役を演じることを本当に楽しんでいるよ。こういう役にはmeat and juice(肉と汁)があるからね。だから、問題じゃないし、一つの役から次へとポンポンいけていると思うから、その能力があるんだろうね。だから悪い男になることが問題じゃないんだ。一定のサークルで、たぶんハリウッドで、どう認識されているかってことだけだ。私は悪役として見られている。それは私が多くのいい悪役を演じてきたからで、わかるかな?、上出来の悪役、説得力のある悪役を演じてきたから、もう一度演じるようにアプローチされるんだと思う。

BD: あなたが演じてきた悪役の多くは、していることが理にかなっている、少なくとも彼らの心の中では、正当付けられているようです。彼らのしていることに感情的な正当化がある。『パトリオットゲーム』や『ゴールデンアイ』でさえも。それがあなたが悪役を選ぶときに認識していることですか、それともたまたまですか?

SB: もっと立体的な人物、もっと3次元の人物だと思うんだ。悪役を演じるときは特に、人間性や美点を探すことになる。誰にもダークサイドにいく可能性がある。憎しみや怒りや暗闇にね。それがどういったレベルかってことだけの問題なんだと思う。誰でも人生の中のある点でそれを感じるものだし、人によっては他の人よりもよく感じる。私が演じてきたキャラクターたちはかなりよく感じているんだ。

BD: 87年にボンド役のオーディションを受けたのですか?ダニエル・クレイグについてはどう思いますか?

SB: いや、オーディションは受けてないよ。私がその役をしたがっているという噂があったし、そのときならそうだったかもしれない。006を演じる前には、ボンドをやるなんてたわごとが言われてたのかな。多くの俳優がジェイムズ・ボンドを演じることに興味を持っているから、例外じゃないってことだ。でもピアス・ブロスナンは素晴らしいボンドだったし、『ゴールデンアイ』での共演は楽しかった。ダニエル・クレイグというのはいい選択だと思うよ。『シャープ』で共演したし、ここ数年何度か会う機会があった。彼はいい仕事をすると思う。ぴったりだよ。

BD: お気に入りの悪役はいますか?あなたの頭の中ではだれが本質的な悪い男ですか?

SB: ボリス・カーロフやそういった人たちだね。ああいう映画をよく見てたし、まず思いつく。それに『羊たちの沈黙』のアンソニー・ホプキンス。あの演技は完璧だった。ジェームズ・キャグニーやエドワード・G・ロバーツなんかだ。彼らは悪役のギャングなんかを演じてて、とても信じられる人間的な面と魅力があった。彼らに同調したり、同感したりすることができる。それが私がしようとしていることなんだ。みている人を自分の動機に共感させようとしている。たとえあまり賞賛に値するようなものではなくてもね。人を自分の世界に入り込ませてかわいそうだと思わせるんだ。
ということで、なかなか面白いインタビューでした。このインタビュアー、ショーンのファンなのかな、よく知ってますよね。
確かにショーンの悪役は、感情移入しちゃいますよね。それが役に幅を持たせることになって、悪役がよくまわってくるんでしょうね~。

by miyelo | 2006-07-20 23:19 | ショーンB


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