Words of VM

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2006年 05月 29日

Perceval Press 更新―ヴィゴのメッセージ

Perceval Press 更新―ヴィゴのメッセージ_b0064176_22572570.jpgこのところ、ちょっとPerceval Press の In Other Words を追いかけている時間がなかったのですが、その間にトップのマークが、カナディアンズ(ホッケー)からサンロレンソ(サッカー)、そして現在メッツ(野球)になりました。いや、ヴィゴだねえ。(あ、そういえば、カナディアンズとサンロレンソのときのロゴ(PPに上がっていたもの)をダウンロードし忘れちゃいました。もしどなたか持っていたらください。)

で、いろいろ紹介していない更新はたくさんあるのですが、現在トップにヴィゴのメッセージが上がっていますので、そちらを紹介します。
「英語のみ」そして/または合衆国の唯一無二の公用語としての英語は、非現実的で、望ましくなく、偏見を抱かせ、無駄が多く、そして全く不適切なコンセプトだ。それには、我らの冷笑的な立法者の多くと想定上の指導者たちにとって政治的に都合の良いパプリックリレーションズの道具としての機能しかない。最近のいつも通りのビジネスだ、言い換えれば。気をそらさせること、不和、ペテン、民主主義の分断が、支配層エリートのための分け前を収穫し、さらに我らが社会に損害を与え続ける。

そう言うなら、エンロンのケン・ライとジェフリー・スキリングの海賊行為と不正行為の名声はそのうち明らかにそうなるだろう。彼らはヒューストンでは、彼らの悪事の範囲を考えると軽くすんだが、ディック・チェイニー、ジョージ・W・ブッシュ、アーノルド・シュワルツネッガー、フィル・グラム、トニー・ブレア、Arthur Andersen社他様々な会計事務所、銀行、ネオコンエリートを含む彼らの強力な共犯者と世話役のように罪を免れてはいない。カリフォルニアから90億ドルほどを騙し取った圧倒的な彼らの犯罪―テキサス、他の州の納税者たちから、公共施設の詐欺、利益誘導、茶番の会計実務によって騙し取ったことも同様だが―は、罰せられることも説明されることもなくすぎている。彼らも彼らに加担した政治的エリート集団も拡大した国際的な不正な金儲けのための仕事をだまされてしているわけではない。信用は前カリフォルニア州知事グレイ・デイヴィスに行くべきだ。彼は公然とエンロンの業務を海賊行為だと非難し、同社が州から奪った90億ドルを弁償するよう不成功に終わったが要求した。彼が高くついた詐欺のあおりで責めを負わされ、不当にも職から押し出された一方、アーノルド「知事」シュワルツネッガーを含む、エンロンの電力市場の操作を可能にさせた人々が、権力を掌握し、持てる金は手に入れた。今年の6月と11月にはどうぞ信頼できる政治家に投票してください。 - v.m.
ちょっと今回の前半と後半のつながりがわかりにくいのですが。

by miyelo | 2006-05-29 00:10 | Perceval Press | Comments(13)
Commented by 小鞠 at 2006-05-29 07:09 x
Misaさんおはようございます

いやー、ヴィゴ、過激ですねー、
なんか心配になってしまいます。

米国からスペイン語(ヒスパニック)を締め出そうとしている、
とか言う話しをおりしも昨日チラリと耳にしました、
そんな事も関係してるのでしょうか?

よく分かっていないのに、こんな発言しない方がいいですね(*。*);
Commented by mifuyusasa1 at 2006-05-29 07:26
Misaさん、おはようございます。
ロサンゼルスでは3分の1の住民がスペイン語を第1言語とする人たちで、アメリカ全土でもその比率が高まっていると聞きました。
それでスペイン語を正式に公用語とする案が提出されたのですが、保守派の政治家の強硬な反対にあって流れたとか。
(それはずいぶん前の話なので、今は違うかもしれません)
ヴィゴの言葉の後半は、テキサス、カリフォルニアの保守反動陣営に向けたもののようですから、そのあたりが関係しているのかもしれません。
移民規制法案、緩和されたかたちで再提出されたらしいですが。。。
Commented by かづちゃん at 2006-05-29 19:11 x
Misaさん、こんにちは。
PPの訳、有難うございました!
なかなか、私のアタマでは難しい内容のものが多いのですが、
Viggoの興味あること、考えていることに触れられるのは
とても嬉しいです。
先日のSLUでのスピーチでも、いつでも、このViggoの恐れずに
自分のメッセージを発信して行く姿、本当に感心しています。
Commented by miyelo at 2006-05-29 20:18
小鞠さん、こんばんは。
まあヴィゴ元々結構過激ですから。今より、TTTのときの発言の方が心配でした。
アメリカでのスペイン語の扱いと言うのはどうなんでしょうね。公用語を複数認めるかどうかというのは国としてのアイデンティティにも係わる問題なので、よくわからないですね。
Commented by miyelo at 2006-05-29 20:20
三冬さん、こんばんは。
スペイン語を公用語化するかどうかは難しい問題ですね。保守派としては認められないのでしょうね。この公用語をどこまで認めるかと言う問題は難しいです。国としての共通の言語がないことを認めるかどうかという問題にも係わってきますからね。
移民規制法案もどうなるのでしょうか。アメリカと言う国は移民の国だけに、より複雑ですよね。
Commented by miyelo at 2006-05-29 20:54
かづちゃんさん、こんばんは。
ヴィゴの前向きに係わろうという姿勢は本当に尊敬します。
大事なことですよね。自分ではなかなかできないのですが。
Commented by はる at 2006-05-30 02:36 x
misaさんこんばんは〜(@^^@)
PPの訳、ありがとうございます。いつも楽しみにしています〜
なかなかコメントはしにくかったりするんですが。(笑)
(詳しく知らないのに不用意に言えない事柄ですし。。)
しかし。。来ましたね〜!シュワルツネッガー。
知事になった当初はコメント求められて
「どんな考えを持ってるかわからないから何ともいえない」
みたいな事を言ってた記憶があるんですが。。。
ヴィゴの地元の州知事ですもんね〜。当然と言えば当然ですが、
ある意味一般的な政治家への批判より
インパクトあるよなあ、、って思います。
でもヴィゴはそんな事関係ないですもんね。
言わなけりゃ!と思った事は常にストレートに言う人ですもんね。
政治がビジネスになってしまってる事への怒りですね。。(T−T)


Commented by 空知 at 2006-05-30 22:03 x
Misaさん、また興味深い記事をUPありがとうございます。そして
17万人ヒットおめでとうございます。

エンロンまで出てきてびっくりしましたよ。
選挙が近いのですね。(それでシュワルツネッガーは移民に対して
「私も移民で、当時は大変苦労したものだから皆さんの気持ちはわかる」と
スピーチしていたのですね。)
今回のメッセージはつまり、エンロンにしても保守派の政治家たちにしても
国益を一部の人間が独占しようと誘導している動きに対する批判と
読みました。それは移民で成り立っているアメリカにあって
英語を話す人達にのみ利益誘導できる体制を国として作り上げる
動きです。幼い時からいろんな言語に触れながら成長したヴィゴには
容認できない事態だと思います。
それにしても彼はおそらくCIAの盗聴対象になってますよね…
闘い抜くとは思うのだけど、いろいろと心配でもあります。
Commented by miyelo at 2006-05-30 23:55
はるさん、こんばんは。
PPの紹介、ついつい流れていってしまってましたが、これはぜひと思って。
>(詳しく知らないのに不用意に言えない事柄ですし。。)
確かに。私もよくはわからないのですけどね。でもヴィゴがピックアップしている記事たち、面白いです。

>「どんな考えを持ってるかわからないから何ともいえない」みたいな事を言ってた記憶があるんですが。。。
へえ、そうでしたっけ?

>政治がビジネスになってしまってる事への怒りですね。。(T−T)
ですね。きっとこういう人たちは腐るほどお金を持っているでしょうにねえ。そういえばTVを見ていたとき、誰かが(美白の女社長だったかな?)5億もったら10億ほしくなるって言ってました。そういうものなのかと思いましたが、それで酷い目にあったらそういうものなのかではすみません。。
Commented by miyelo at 2006-05-31 01:12
空知さん、こんばんは。
ありがとうございます。
シュワルツネッガー、自身が移民であればあるほど、自分より下(とみなしている人々)に対しては批判的になるのかもしれません。

>国益を一部の人間が独占しようと誘導している動きに対する批判
そうですね。国家と国民を一部の人間の利益のために犠牲にしていることを批判しているのだと思います。

言語ということに関しては、難しいですね。私は基本的に一つの国家には一つの公用語がいいのではないかと思っているんです。「指導者」たちの言語がわからないというのは、最終的には不利益になるのではないかと思うので。ただ実際に話せない人たちがいるのであれば、彼らの不利益というものは考える必要がありますよね。
私が以前住んでいたL国で、公用語問題がありました。その国では多くのロシア語系住民を抱えています。しかし、ソ連に占領されていたという認識を持つL国人はソ連時代に抑圧されていた母語を唯一の公用語として、ロシア語を絶対に認めません。(続く)
Commented by miyelo at 2006-05-31 01:14
続きです。

このL国語のみを公用語とする姿勢は、年配のロシア語系話者にとっては非人道的な措置で、私は決して賛成できないのですが、L国語話者とロシア語系話者が公用語が二つになり、共通の言語がない場合、お互いの意思疎通と言うのはどうするのでしょうか?ますます別々のコミュニティになるのではないでしょうか。L国語のみを公用語にすることで、多くのロシア語系の人々がL国語を習得し始めました。働くためにはL国語の試験に通らなければならないからです(どんな職業でもです。私は外国人で専門職だったので必要ありませんでしたが)。非人道的だと思っていのたのですが、L国人の若者がロシア語をしゃべらなくなっている現在、両者のコミュニケーションの必要性を考えると、良かったのかもしれないと思うようになって来ました。と言う風に、言語問題は一筋縄ではいかないと思います。

>彼はおそらくCIAの盗聴対象になってますよね…
でしょうね。この間盗聴をどうやってするのかという話をしていたのですが、特定の単語がトリガーになって録音されるらしいですよ。それは誰でもだそうです。怖いですね。
Commented by 空知 at 2006-05-31 07:58 x
Misaさん、長いレスをありがとうございます!
言語保護も大事な問題ですよね。ヴィゴはネイティブアメリカンの
失われた伝統についてもいろいろと意見があるようですが、
今回の利益誘導問題も元々、非英語といえば移民だけでなく
ネイティブアメリカンに対してもそうだったわけですから
今に始まったことではない、とも言えますね。
いやーいろいろ深く考えさせられます。
それにしてもヴィゴの頭の中はどうなっているのでしょうか。
Commented by miyelo at 2006-05-31 11:04
空知さん、おはようございます。
長いレスになってすみませんでした。言語がなくなるとその民族も消えてしまうと思うんです。今消えていっている言語と言うのは世界中にたくさんありますよね。
ほんとヴィゴの頭の中はどうなっているんでしょうね。


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