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2006年 04月 18日

3人の四月馬鹿

3人の四月馬鹿_b0064176_23211294.jpgコチラであげていた記事です。ヘンリー君との朗読会に関する記事ですが、ちょっと面白い。ということで、アップ。
追記:一気に最後まで上げました。
全国詩月間がBeyond Baroqueでの「3人の4月馬鹿」で始まる
Santa Monica Mirror online
Vol. 7 Issue 44 2006年4月13日―19日

昨年の就任演説で、ビヤライゴーサ市長は「世界の文化首都」としてのロサンゼルスというビジョンを打ち出した。翌日、ヴェニス・ビーチの「詩人の壁」の近くで「人々のなかでおこなうために」行われたビル・ローゼンダール市会議員の就任式で、市長は重大な一文を付け加えた。「ヴェニスは全ロサンゼルスのメタファーだ」

詩は最も高度な集中力の芸術であり、ベニスのBeyond Baroque Literary/Arts Centerは1968年よりそのホームだ。最近のスケジュールで、Beyond BaroqueのディレクターでBeyond Baroque Booksの編集者であるフレッド・デューイは、なぜこの痛ましい時代に今まで以上にもっと詩が必要不可欠なのかと言うことを述べている。「詩は、私たちが言葉と法を強奪された野獣ではないと言うことを思い出させてくれる帰還であり始まりなのだ」

詩が、再び、帰ってくる。

今年の全国詩月間は、4月1日Beyond Baroqueでの『Three Fools for April(3人の4月馬鹿)』で幕をあけた。この朗読会の主役は、ヴィゴ・モーテンセン、ヘンリー・モーテンセン、スコット・ワンバーグだ。ロサンゼルスのシーンの2人のベテラン詩人(1人は他にも有名だが)と新人ヘンリー。その夕べは、センターでの多くのほかの夜と同じく、詩の閃きの松明が渡されていくことを象徴している。Beatsによって初めてヴェニスで灯され、70年代をすごし、パンクなどを経て、現在に至る松明だ。エイプリルフールの日、松明は、センターの水曜の夜の詩のワークショップの卒業生であり、ここ10年の理事会のメンバーであるヴィゴから、ヴィゴとLAロックミュージシャンで詩人であるエクシーン・セルヴェンカ―Beyond Baroqueの最初の司書―の息子であるヘンリーへと渡された。スコット・ワンバーグは、ポール・ボウルスが「孤独の洗礼」と呼んだもので多弁な洗礼親としての役目を果たした。絶対的な何かの中に存在することの最高に満足できる感覚だ。

モーテンセンはその夕べを、キャンドルに火を灯し、詩人S.A.Griffinの句を引用することで始めた。「私たちは、詩の甘い烙印のためにここにいる。そしてここにその知らせがある」 息を殺した満員の部屋はその知らせを受け取り、ヴィゴが話したその瞬間から、これが詩の夜であることは明らかだった。

120人しか入れないスペースに収まりたがった何千人の人を考えると、このイベントはもっと大きな場所でできたかもしれない。しかし、起こったことは他のどこでも起こりえなかったことだ。ドアを入った瞬間から誰もが感じ取ったのは、Beyond Baroqueがそれでよく知られる、あの親密で、ホンモノの経験だ。3人の詩人はそこで朗読をすることを求めた。出席できた者は誰でもなぜかがわかった。期待、予想、希望、夢 ― 全てが、屋根の垂木まで立ち上る言葉の親密な精神によって研ぎ澄まされていた。

総当り式の朗読は、家族的で、親しげで、活気にあふれ、父と子が互いにからかいあい、かの有名なイグアナ・カフェでのころからの古い友人ヴィゴと一緒に登場することを喜ぶワンバーグが自身の預言者めいた旅で聴衆を活気付けた。ヴィゴは穏やかな話し方で暖かく迎え入れ、年齢よりも大人の18歳のヘンリーは、彼の朗読の一つを、古代中国の道教者荘子の「無口な男と会いたい」という望みでしめた。

詩人たちはお互いに指導をした。紙の鞘から引っつかみ、お互いの詩を読み、エクシーン自身の作品を読むために一瞬足を止めさえした。「マムはツアー中で、ここにこれないことを残念がってたよ」と、最近完成したチャップブック(小さな本)から他の詩を読み始めながら、ヘンリーは言った。

センターの事業の中心は出版だ。ヘンリーにチャップブックをするように促すことが、このイベントを始めるきっかけの一つだった。ヘンリーは既に日曜日の公開朗読会で既に朗読をしたとディレクターのデューイは言う。今晩、ヴィゴはヘンリーの主役デビューを応援している。

その夜の終わり、ヴィゴはBeyond Baroqueを「朗読をしに来て、聞こうとし、家へ帰り、家へ帰って書きたくなる場所」だと言った。ローラ・テレル、パブロ・カプラ、アート・ラストそしてボランティアの一群などのスタッフは、ハイテクふうのビデオプロジェクターをロビーに加え、この夜を実現させた。

外の世界は詩人たちの心から決して遠ざからない。ワンバーグ:「戦争は常に若返る。あんなに若く見えるものは誰もいない。誰もだ」「時間はない。どこにも時間はない」 ヘンリー・モーテンセン:「彼らはみんな笑っている。もうすぐ笑わなくなるのだと彼らは知らない」、そして自分の母親から一文を読んだ。「何時じゃないか知るために待っている」

ロサンゼルスの魂の家はアメリカのほかの大都市にはない何かだ。詩と一体になったランドマークビルは、毎週毎週、毎月毎月、毎年毎年、その命を具現化し、それによって国中に知られている。ヴィゴ・モーテンセンの言葉によると、そこは人が「まだ頭の付いている子供達を夢みる」ことのできる場所だ。壁、書店、アーカイブが一緒に織り込まれ、そこで、名人の上質のバイオリンのように、読まれた何千もの声を、古いのも新しいのも、とどめている。人がここに来るのは無数の理由からだろうが、出て行くときは、変化の可能性を抱えている。

このエイプリルフールの日は、2つの行で締めくくられる。一つはワンバーグの「踊る太陽を世界に与えよ」、そして、最後に、ヴィゴの「夜明けは静かにやってくる。複雑ではない」
Poets' Wall は Poets' Walkの間違いかしら?それならコチラの記事載っているものだと思うのですが。これは2001年の記事なのですが、ヴィゴの説明が地元の俳優/詩人となっているところに、ブレイク前だなあと。
3人の四月馬鹿_b0064176_23213187.jpg


by miyelo | 2006-04-18 23:21 | ヴィゴ


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