Words of VM

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2006年 04月 15日

PP更新 ―ヴィゴのメッセージ

今日はついに関西での『ヒストリー・オブ・バイオレンス』公開日です。長かったわ~。この日が来るまでに一体既に何回見たか。。。でもいきます。

昨日書いたように、Perceval Press In Other Words にヴィゴのメッセージが載っています。このメッセージは英語とスペイン語であげられています。
『Sí, Se Puede』 (Yes。それは成しえるんだ。)

アメリカの人々の中には、この問題のほぼ一つの面から抗議している人たちもいるが、ほかの人たちは多かれ少なかれほかの面から抗議している。どうであろうと、いくらかは明らかに、自由に物事が討議され、理解され、潮時だ。移民、市民権について、そして民主主義ではどこでも継続的に存在すべき人権全般―労働者の権利を含む―についてのある程度オープンで真摯な討議が不足していたことは明らかだ。米国でも、世界の他の国々と同様に、人は―その国の市民であるかどうかに係わらず―公正な待遇を要求し、自由に意見を示すことができるし、そうすべきである。理想の世界では、国境も壁もいかなる種類の境界もないだろう。その場合、人は可能で、欲するところで生き、働くだろう。しかし物事は、―多くの複雑な理由のために―違ったふうであり、違ったふうであり続ける。民主主義は概して、あらゆる2人の人間の間の関係のように、維持しより良くするためにある程度の日々の仕事を常に求める。この1ヶ月間になされた、米国の様々な人々による感動的なマーチやほかの抗議行動は、そのような仕事の良い例だ。人々が討論してること。そして、ワシントンDC、ダラス、ロサンゼルスやアメリカのほかの地域で、政治家や一般市民、いわゆる「不法入国者」やほかの人々によって、ばかげていると思う人とそうではないと思う人がいることがなされ、言われていること。それは自由な国において良いことであり、普通のことだ。秘密と沈黙、恐れと抑圧は、ほとんど役にたたない。オープンなコミュニケーションと良い妥協案を探すことは、自制と不合理な処罰よりも好ましい。

心に留めておくべきことは、この国のオフィシャルなニュースメディアと政治家に関して―いつもとは言わないまでも―ここ数年にわたって疑いもなく明らかだったように、ほとんどもっぱら特定の問題に関してだけ話し始めるときは、彼らの都合により今は私たちの中の移民と不法滞在者に関して彼らがしているように、ほかの関連問題は忘れられてしまえる。間違いなく、ジョージ・W・ブッシュ政権の物議を醸す外交政策のマスコミ報道は、アメリカの人々がたどっている道とこの国の国内の複雑さに関するオープンなディスカッションを避けるために注意をそらす道具として頻繁に使われている。これには、ここに生まれた市民と同様に、移民と不法滞在者の現状と生活の質が含まれている。皮肉にも、外交政策/内政の力学は、ある種の利益によって、方向を変えてきている。移民とその家族に対する公正な取り扱いを求める大切なデモが、より皮肉にも、イラクでの戦争とそれによって引き起こされている恐ろしい事態から注意をそらす手段としてアメリカの政治家の間で使われている。そういった政治家たちにとって、あの国での増大する混沌と苦しみと浪費について、我々がたった2、3週間に比べて話さなくなって入ることは都合のいいことだ。不法で悲惨なイラクの占拠―それにはアメリカ軍で務める文書化されない兵士たちの命が失われ重傷を負うことが含まれる―と、アメリカの現政権とそのスポンサー(メキシコやほかのラテンアメリカ諸国にいるものを含む)によるそれ以外の邪悪な干渉が続く限り、「自国での」問題はほとんど解決されないだろう。イエス。それは成しえるんだ。米国で私たちが抱える解決の難しい問題の解決法を見つけるように試み続けるべきだが、我々の国境をこえて世界があるということを我々は忘れるべきではない。外の世界で起こることは、公式の許可なくここに着いた人たちを含た、私たち全てに作用を及ぼす。誰にも、どこにも惑わされないようにしよう。世界のよき市民として、勇気と思いやりを持って、前進し続けよう。我々を黙らせ、目をつぶらせる権利は誰にもない。エレノア・ルーズベルトがかつて非常にうまく言ったように、「覚えておきなさい。君の同意なしに君に引け目を感じさせられるものはいない」のだ。

―ヴィゴ・モーテンセン
日本の報道でも一つの話題にメディアが飛びつき(例:偽メール問題、拉致問題)、ほかの大切なことが報道されず、意識が逸らされてしまっている間に、自分たちの生活や対外関係の大事なことが注目されないまま決まってしまうことがよくあります。

by miyelo | 2006-04-15 08:36 | Perceval Press


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