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2006年 03月 23日

ジョン・ハウ展 -プレス内覧会&レセプション(1)

一体いつのことなんだというぐらい前ですが、2月28日にジョン・ハウ展のプレス内覧会とレセプションへ行ってきました。一般の招待だったので、ジョン・ハウ氏にインタビューはできなかったのですが、一応ご紹介。

プレス内覧会の方は当たった友人に連れて行ってもらいました。どうもありがとう。プレス内覧会(ってもう会期中なんですが)は展覧会の会場で行われました。受付に行くと一般の人はこれといわれて愛知万博のカナダ大使館バッジをもらいました。

まずカナダ大使館広報部参事官の挨拶。
プレミアのときにも挨拶していた人です。

そして、キュレーターのトム・グラフ氏による紹介。おちゃめな感じのおじさんでした。
John Howe 寛大
John Howe 親切
John Howe 独創的
John Howe 正直
John Howe 哲学者
John Howe おもしろい
John Howe 神秘的
John Howe 友好的
John Howe カナダ人
John Howe アーティスト
同じ紹介を夕方のレセプションでも行っていました。

そしてメインイベント。まずジョン・ハウ氏の挨拶です。
こんにちは。来てくれてありがとうございます。私はあまり口では話さないということがすぐおわかりになると思います。あまり言葉がうまくないので、言いたいことは絵を通じてしかいえません。ですから、挨拶はとても短くしたいと思います。展覧会は私にとってもチャンスです。家では絵をかけないので、実際、私にとっては自分の絵が壁にかかっているのを見るかなり稀な機会なのです。皆さんがたくさんの面白い質問をしてくださればと思っています。それにできれば面白い答えを返す努力をしたいと思っています。

どなたか質問はありませんか?
と、本当に短い挨拶でした。広報部の人は「ジョン・ハウ氏によるプレゼンテーション」の後で質問と言ってたのですけどねえ(笑)。

まあ会場に聞くのですが、プレスからは誰も手が上がりません。ぼーっと見てる。一般で呼んでもらえた人たちには質問権はないんで(椅子もありませんでしたが)、質問もできないんですが。

ということで広報部参事官が質問。一つ目が参事官でそれ以降はプレスからのものです。
: 映画3部作の前の作品と比べて、どうですか。また映画作りの中での環境についても教えてください。

ジョン・ハウ: イラストの仕事と言うのは1人の仕事で、監督、俳優、脚本家、ストーリーボード作家、デザイナーなど全てが1人の人間が行います。多くの人の1人となる映画での仕事は全く違う仕事です。ですからこういった仕事とコンセプトアーティストは違います。映画では心配しなければならないのは、ヴィジュアル面でのアイデアだけで、他は誰か他の人の手にゆだねられているのです。

: 映画の前に挿絵画家としてトールキンの本にイラストをつけていますが、有名な作家の作品をヴィジュアル化するときに気をつけていることは何ですか。

ハウ:それはとてもいい質問ですね。テキストを裏切ったり、反してはいけません。よいテキストというのは、視覚的な解釈に対してとても大きな自由を残しています。テキストに反しないように、テキストを出発点として使い、それを広げていきます。
実際、テキストの中にないもので物語の中にあるものを画像化していくのにより時間をかけると思います。例えばビルボの家ですが、トールキンはほとんど語っていません。緑のドアがあって、丸くて、部屋がたくさんある。それだけです。と言うことは多くのことを作り出さなければならないということです。テキストに書いてあることだけをイラスト化すれば、とてもとても退屈なものとなります。『指輪物語』のテキストをトールキンがつかった資料の知識なしに読めば、単純な物語しか読めません。しかしヨーロッパの神話やほかの話を読めば読むほど、話は面白くなり、イラストレーションもうまくいくようになります。
まだまだ先があるんです。質問の後に、絵を解説していってくれたのですが、興味ある人います?
(DVDも終わってないのになぜこれを始めたかと言うと、会期が終わる前にあげたほうがいいかな?と思ってです。)

しかしなぜハウ氏の日本語訳はですます調なんでしょうね、私。やはりあのあふれ出る職人&紳士(変な組み合わせかもしれませんが、そういう感じなんです。とても素敵)感かしら。ヴィゴやショーンだと「ですます」にならないんですけどね~。

by miyelo | 2006-03-23 22:03 | 雑記


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