Words of VM

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2006年 02月 11日

Esquire記事訳(1)

コチラで紹介したesquireですが、記事もとても面白かったです。ということで記事の訳をアップ。
道で撥ねた動物を食べ、デンマーク語を話す
ヴィゴ・モーテンセンの魅惑的に奇妙な世界


文: エイミー・ウォリス
写真: ジュリアン・ブロード

ヴィゴ・モーテンセンはAMラジオをよく聞く。47歳の俳優はこの趣味を楽しんでいるわけではない、正しくは。しかし何千万ものアメリカ人たちが聞いているのが保守的な話を好む人たちが撒き散らす辛らつな批判であるのなら、自分も聞くべきだと彼は思っている。何が言われているのかを聞きたいだけなのだ。

しかし昨年の晩夏言われていたことは、彼にとって受け入れがたかった。澱んだ8月、シンディ・シーハンは、ジョージ・W・ブッシュ一家の私邸から遠くないテキサス州クロフォード郊外の暑く埃っぽい道におんぼろのモーターホームを停めた。カリフォルニアの母親はイラクで死んだ兵士の息子について大統領と話したかった。だから彼女はブッシュの車列の通り道にキャンプを設営し、彼が出てくるまで待つと誓った。

ヴィゴにはシーハンは彼が賞賛する種類の人―誠実で、勇気があり、権力に疑問を投げかける意思がある人―のように聞こえた。しかしAMラジオでは、彼女は厳しく批判されていた。ショーン・ハニティは彼女をおかしな奴で、自分の一族からもはみ出していて、悪い母親だとした。ビル・オライリーは彼女を「自分の国が好きではない急進論者」と呼んだ。

ヴィゴには人生の指針とする信条がある―「可能であれば言って自分の目で見ろ」だ。だから彼はバッグを詰め、ロサンゼルスからダラスへ飛び、レンタカーを借り、クロフォードまで90マイルを走った。彼は1人で、警告もなしに来た。ほとんどいつも見知らぬ人に会うときにするように、ギフトを抱えて。新鮮な野菜、何本かの水のボトル、そしてジョージ・オーウェルの『動物農場』だ。

モーテンセンを見てシーハンの精神が高揚したとあなたは思うかもしれない。彼の生気に満ちた青い瞳、くぼみのある顎、2x4の切り口のようにスクエアな所、彼のビーフジャーキーのように無駄のない体格に。いや、彼女は青ざめたのだ。

「彼女には奇妙なことだったんだ」ヴィゴは彼女の打ちひしがれた顔を思い起こしながら言う。何が彼女を動揺させたのかを知ったのは後になってからだった。シンディと息子が最後に一緒にしたことの一つが、モーテンセンを脇役からスターへと変えた『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の最終作『王の帰還』を見ることだった。だからヴィゴが自分に向かって歩いてくるのを見たとき、一瞬ゴンドールの王冠への流浪の後継者、アラゴルンだけを見たのだ。そしてその同じ瞬間、彼女は死んだ息子の存在を感じた。

「全然わからなかった」とヴィゴは言う。「ただ彼女と話して、彼女が何を言わなければならないのかを知りたかったんだ」 それに加え、「ブッシュはすぐには出てこないと思ったから、何か読むものをたぶん使えると思ったんだ」と加えた。

【続く】
これ結構長いんです。あ、同じところで紹介していたFotogramasのカレンダー。今日届いたのですが、本当に大きかった。45cm×30cmというのはヴィゴの写真のほうのサイズです。あれが送料100円とはびっくり。本体が650円なのですが、送料だけでそのぐらいしてそうな気がします。11月のラッセル・クロウがよかった。オーリもよかったですよ。

by miyelo | 2006-02-11 23:32 | ヴィゴ訳


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