Words of VM

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2005年 10月 24日

ジャーマン・ドリーム・プロジェクト(2)

2DFheute.deでのヴィゴのインタビューの続きです。
あなたはニューヨークでデンマーク人の父親とアメリカ人の母親の間に生まれ、アルゼンチン、そしてベネズエラ、デンマーク、アメリカで育ち、そしてもちろん映画での役のために世界中を今でも旅しています。あなたは何に最も強く帰属意識を感じますか?

ヴィゴ: 人はどこにでも属することができると思うよ。どこでも自分の家にいるような気持ちになれると思うんだ。そこの人たちと関係がないという意味で、よそ者について、他者について口にすることは今ではほとんど意味がない。人の数が少なく、世界の人々がもっと隔絶していたためにかつてはそういうことが可能だった。私が生まれたマンハッタンに、ただ視覚的に、戻れば、今までいった多くの場所、例えばブエノスアイレスに行けば、コペンハーゲンのスカイラインと教会の塔を見れば、ニュージーランドのウェリントンに飛べば、ある種安らぎがある。ある種のノスタルジアがある。それだけだ。私が言いたいのは、世界はより混じりあいつつあるよね。実のところ、ドイツやデンマークでも、トルコ人やパキスタン人やモロッコ人などとの多くの問題があることは明らかだ。デンマークにニューデリーから来たようにみえるが、3代目のデンマーク人で、私よりもデンマークの語彙がおそらく多いだろう人たちがいる。彼らは毎日話しているからね。でも彼らが持っていたり知っていたりすることで話をすることができる何かがたぶんあるんだ。争うよりもね。君たちが望む規制や望むフェンスを全て作ることはできる。それが輸入や輸出、関税のルールであっても、文化に関してでも、宗教や人種に関してであっても、こういった壁を作ればつくるほど、自分自身を人として、人種として、地域として、特別だと呼べば呼ぶほど、他者を締め出そうとすることになる。つまり、壁には二つの面があるんだ。君が本当にしていることは、自分自身の監獄を本当は作っているってことだ。
(続く)

by miyelo | 2005-10-24 13:33 | ヴィゴ訳


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