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2005年 10月 15日

歴史を作る – パート3:ヴィゴ・モーテンセン(5)

歴史を作る – パート3:ヴィゴ・モーテンセン (5)
2005年9月30日
ほとんどの人が知っているように、モーテンセンは彼の行動主義を譲らない。実際、彼は鼻の下の傷に関する質問を奇妙に避け、フォー・シーズンズの彼の部屋にあるテレビをチラッと観た。

「あれを見ろよ。曲がってまっすぐニューオルリンズへ向かっている。こうなるってわかってたんだ」

もちろん、彼はインタビューの日にメキシコ湾岸に接近していたハリケーン・リタのことをさしているのだ。そこで私は、ニューオルリンズでの危機に対するジョージ・ブッシュの緩慢な統率の後、行動を求める彼のメッセージについて持ち出した。その時点で『A History of Violence』に関する話は全て終わっており、私は政治に関する彼の見方、現政権に対する彼の勇気あるスタンス、何にもまして誠実さを満足させるシステムへの高潔な信念について、幸運にも彼と話すことができた。控えめにいっても興味をそそる会話であったし、彼はこういった分野に関する自身の考えと感情に関して情熱的だ。しかしこれらに関しては後日とする。

手近の話題に戻ると、『A History of Violence』におけるモーテンセンの演技は、今日までの彼の最高のものであることは間違いがない。この俳優のために完璧に切り出され構築されたキャラクターであり、今までの努力と同様、自分の演じた役たちを生身の人間の仲間だとみなす男のいつもの仕事でもある。

歴史を作る – パート3:ヴィゴ・モーテンセン(5)_b0064176_14125493.jpg「この役を演じているのでも、アラゴルン(『ロード・オブ・ザ・リング』)でもキャプテン・アラトリステ(『アラトリステ』)でもどんな役でも、話の必要性を追うだけだ。願わくば、るいい監督といいキャストであればいい。ディテールに興味を持ち、こぎれいで表面的なものを作らず、内側にある全て-各キャラクターとそれぞれの関係の全ての可能な色―のコントラストを見るようなね」

『A History of Violence』の制作に係わった人たちは皆その経験から的確に影響を受けて別れたようだ。モーテンセンも例外ではない。

「これは私にとって常に道しるべとなると思う。この映画の中で映画を監督する最善の方法を見ることができたと思うからだ。彼が準備した方法、始める前に彼が皆とコミュニケーションをとった方法が、ストーリーを語るのをずっとたやすくした。最後まで彼がコミュニケーションをとり続け、オープンであり続けたと言う事実が、撮影をとても効率的なものとし、とても楽しんで取り組める制作とした。

最終的な結果は、私にとってそして私の好みで、私が係わってきた全ての映画より満足できるものだ。この監督は俳優がこのプロジェクトで提供する微妙なディテールを喜ぶだけではなく、それを求め、私たちにもそれを探すように促し、私たちの本能を信用してくれる。そんな監督と共に働いたことがもう一つの理由だ。彼のようなやり方で俳優を理解し、いい演技ができるよういかに手助けをするかを理解している監督を得られることはめったにない。今まで演技してきた映画以上に、この映画と共に働いたことを誇りに思っている」
終わりです。政治的なことについては、違う記事として上がっていますので、こちらも訳す予定です。

by miyelo | 2005-10-15 14:26 | ヴィゴ訳


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