Words of VM

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2005年 08月 13日

PP更新

Perceval Press In Other Words 更新(PPの更新からちょっと遅れているのです)。広島を多く取り上げています。ヒダルゴのプロモーションのときに、ヴィゴは広島に息子を連れて行ってます。

広島の神話
カイ・バード、マーティン・J・シャーウィン
2005年8月5日 The Los Angeles Times
広島・長崎の原爆投下後、日本は降伏した。これによって、原爆が戦争を終結させ、多くの命を救ったと言う考え方がアメリカ人にはある。10年前の50周年の際に、スミソニアン博物館で開かれたエノラ・ゲイ展でも正しい戦争での必要な手段として原爆を描いていた。この展覧会は愛国者的には正しくても、歴史的には不正確だった。広島の死者をたった数万人とし、95%は女子どもなど非戦闘員だったにもかかわらず、軍事的なターゲットであったとしていた。原爆投下は不必要だった。日本はもう降伏に向かっていた。あまり嬉しくない歴史の事実は検閲され隠された。広島の神話により、我々の軍部は原爆の使用を考慮する。しかしテロリストも使用することができるのだ。原爆は我々の生き残りへの脅威だ。

「神よ、我々は何をしたんだ?」エノラ・ゲイ艦長
デイヴィッド・マクニール(広島)
2005年8月5日  The Independent
エノラ・ゲイの艦長は原爆投下後一瞬で消えた街を見て、日記に「神よ、我々は何をしたんだ」と記した。原爆投下の日16万人が死亡、数日でそのほとんどが死んだ幽霊たちが水と言いながら街をうろつき、今でもガンなどの理由で死亡する人たちがいる。当時の大統領トルーマンはなんという武器をつくってしまったのかとは後日回顧したが、多くの命を救ったとして使用自体は一貫して肯定していた。エノラ・ゲイのパイロットはまったく後悔しておらず、同じ命令を受ければ同じことをするという。原爆を作り出した科学者のオッペンハイマーは「今私は死神となった。世界の破壊者だ」と言った。アイゼンハワー大統領は、あんな酷い武器を使う必要はなかったと言う。上海・重慶の爆撃や南京のレイプなどアジア各地で酷いことをしている日本には当然の報いだと言うものもいるが、それでは連合軍のモラルはどこへ行ったのだ。明日広島ではセレモニーが行われる。ここで学んだレッスンを忘れつつある世界の記憶を新しくする。

ブッシュの考え方:知性よりも直観
Jonathan Chait
2005年8月5日  © The Los Angeles Times
パルメイロのステロイド汚染に関してブッシュ大統領は、彼は友人で、彼の言うことを信じているといった。彼の考え方が非常にわかるケースだ。つまり彼にとって事実は大きな問題ではない。その人物を自分がどう捉えているかが問題なのだ。ロシアのプーチン大統領に関しても同じ。母親からもらった十字架をしているということで評価している。
ブッシュが彼にとって不都合な事実を拒否することだけが問題なのではなく、彼が理性自体を否定していることが問題なのだ。我々は積み上げられた証拠から理性によって結論を導き出す。証拠が変われば、結論も変わる。一方ブッシュは直観によって信念を導く。彼の支持者は彼の信念のゆるぎなさに驚嘆するが、まあ無理もない。

17音節にこめられた恐怖と生存の芸術
デイヴィッド・マクニル(広島)
2005年8月5日 The Independent
原爆投下時15歳だった杉本さんは55歳のときから原爆を俳句に読み始めた。郊外の工場で集団で働いていたため、直撃は免れたが、多くの被爆者が水を求めやってきた。五日後に広島市内に入ったときの風景は言葉にすることができない。彼は自分の傷を癒すために、俳句を読む。

原爆の不幸なアニバーサリー
マシュー・ロスチャイルド
2005年8月4日  © The Progressive
広島・長崎に原爆が投下されてから60年が経った。その場で20万人を殺害したこの爆弾が不必要であったということが、はっきりしてきた。多くのアメリカ兵の命を救ったから有益だったと言うのが元米兵の言い分だが、もうそれは主張できない。あまり人のいない島でデモンストレーションをすれば日本はその威力が分かっただろう。そしてソ連の参戦がずっと日本の降伏にずっと大きな効果をもたらしただろう。そして広島の3日後の長崎は無分別で、サディステックだ。60年後の現在、アメリカが再び原爆を使用する可能性が否定できない。ブッシュ、チェイニー、ラムズフェルドにとっては原爆は道具箱の中にある一つの武器でしかない。彼らにこれを使うことを許せば、我々(アメリカ人)は大間抜けなのだ。

民主主義のファイヤーウォール
カリフォルニア州の総務長官2人がタッチスクリーンの投票機の承認を拒否した。そしてそれはよい理由のためなのだ。
アンドリュー・ガンベル
2005年8月4日  Los Angeles Times
Diebold社のタッチスクリーン式の投票機の導入に関して、10%の誤差が出るということで、カリフォルニア州の総務長官が承認を拒否しました。 この誤差はあの悪名高いフロリダのパンチ方式よりも酷いとのこと。投票数がきちんと数えられることが民主主義の基本です。

ブッシュののめりこみ
2005年8月 The Progressive
嘘で戦争を始め、国民の過半数が反対しているにもかかわらず戦争を継続させるブッシュは皇帝なのか?イラク侵略を自由をもたらす大いなる使命だといいながら、世界第2位の埋蔵量のイラクの石油をコントロールし、世界経済の支配を望み、逆らうものはテロリストだと決め付ける。アメリカがそこにいる限り、イラクはアルカイダなどのテロリストをひきつける。それでも石油への支配権を望み、基地をつくりたいブッシュはイラクを去りたくないだろう。だからこそから1700人の米兵をそこで死なせ、12000人の米兵を負傷させ、イラクの民間人が何万も死んでも戸惑わない。そして無実の民間人を殺しているとテロリストを非難する。ブッシュはどこまでイラクにのめりこむのか、それと共にアメリカの民主主義が問われる。


by miyelo | 2005-08-13 15:09 | Perceval Press


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