2013年 03月 09日

サラサーテ4月号のインタビューはひと味違うよ #2cellos

弦楽器の雑誌である「サラサーテ」4月号に2CELLOSのインタビューが載っています。

この雑誌は弦楽器と音楽を愛する全ての人へというスタンスなので、インタビュー記事がひと味もふた味も違って面白いです。

「2CELLOSに聞くロック・チェロの世界」ということで、色々聞いてます。

・日本のファンについて
僕らの音楽にしっかり耳を傾けて、アイデアやアレンジなどの細部に驚くほど興味を持ってくれている。普段からインストゥメンタル・ミュージックを聞き慣れてるんじゃないかな。
前、アメリカでツアーするならボーカル入れなきゃいけないかもといってたことがあったので、それと反対で自分たちの音だだけで受け入れてくれてると思ってくれてるのかな。

・チェロでフルバンドの迫力をどうやって表現できるのか。
その楽器にできることをまずしっかり把握する。チェロの場合は音域が非常に広い。
ルカはチェロの可能性を広げるために、c-g-d-aをg-g-d-aに変えて、下の弦をさらに低く調弦してる。それによって2本のチェロでできる最大限の音をつくってる。基本、リズムセクションがルカ、メロディがステファンが担当してるけど、1人2役、3役することもある
だから、ルカの音、ステファンより低音なんだ!! 

・超絶技巧の土台は?
寝ても覚めてもチェロ漬けだった子供の頃。弦楽四重奏、チェロ八重奏など色々やってきたおかげで、色々なアレンジのパターンを応用できるようになった。チェロで遊びながら自分だけのテクニックを発見しては、それを発展。先生も誰も教えてくれない、楽譜の何処にも書いていないことを。
昔から、自分のアレンジを楽しんできてたのね。

・楽譜
一切楽譜は使わない。全ては2人の頭の中に。ステージでの音楽は基本アドリブ、聴衆の反応を見ながら、その場で変えることもある。クラシック音楽と違って、ロックには「すべき」という縛りがない。誰も「グリーンディは、かく弾くべし」なんて言わない。その分曲に自由に感情を込めたり、聴衆とコミュニケーションをとることに心を向けるんだ。
確かに彼らの演奏はライブ毎に違います。特にステファン。ああ、今日はこういうムードなのね~ってことがよくわかる。聴衆の反応も気にしてる。乗りが悪いと、寂しそう。乗りがいいと嬉しそう(笑) たらたら弾いてるときもあるし、ものすごくノリノリで弾いてるときもある。確かに「いつも直感と情熱に従って弾いて」ます。ルカはいつも没頭して100%という感じだから、あまり大きくは変わらない。でも一度、超テンパってたのは、去年の名古屋。ドラムが病気になってでてこられなくて、おまけにまだレパートリーが少ないために、1曲急遽付け加えたけど、それが全然納得できるレベルじゃなかったから。ステファンもルカのことをとっても心配してるようでした。

・大歓声と爆音
エルトンの世界ツアーで、アリーナの巨大な空間と数万人もの聴衆にどうやって2本のチェロだけでどう対峙するのかが一番の課題だった。エフェクトやペダル、モニタースピーカーなどもツアーの中で体験しながら学んだ。開場のスピーカーから流れる爆音、怒濤のような歓声、その中で自分のチェロはモニタースピーカーでチェックして聞き取る。イヤーモニターを装着することもあるけど、耳への負担を考えると心配。難聴になるには若すぎる。
そりゃそうだ!音楽家に耳は命だもの。難聴にならないように気を付けてね~。んで、前座の時は二人だけだものね、アリーナにたった二人って最初は不安だったろうなあ。クラシックとは大違いだし。

・練習 
超多忙な二人だけど、毎日の練習は欠かさない。真夜中のホテルでサイレントチェロで練習してる。スケール練習、左手、右手の技術的な練習、クラシック音楽の曲も毎日弾いてる。このとき、ルカはチャイコフスキーのペッツォ・カプリチオーソ、ステファンはハイドンのコンチェルトが日課。
大阪の路上ライブの時に、準備しているときにステファンがクラシックを軽いタッチで弾いてました。うん、そういうのも素敵。

あとロックチェロのワザということで、何度の高いテクニックを一部教えてます。左手ピッツィカートで右手パーカッションって、ありえへんやろ~(笑) 読者への(つまりチェロ弾きへの)メッセージも載ってます。

ということで面白いインタビューでした。買いの1冊ですね。もっともっと話してたんじゃないの~ 全文載せて欲しいなあ。

by miyelo | 2013-03-09 17:10 | 2CELLOS | Comments(0)


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